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隠岐相撲取節

ハアー 派手なまた商売 相撲取りさまはヨー
                       ハードスコイドスコイ
髪は大銀杏の折りまげで 着物はどてらの碁盤縞
                       ハーヨイショ
足に白足袋下駄はいて こうもり傘をば杖につき
                       ハードスコイ
ノッシノッシとやってくる これこれ相撲取りどちら行く
                       ハーヨイショ
これから西に相撲に行く 一日限りと問うたなら
                       ハードスコイ
晴天三日の相撲がある 初の一日ちゃ 土俵入りで
                       ハーヨイショ
梅鉢小紋の 化粧まわし かけて踊るや 品の良さ
                       ハードスコイ
いかなる女子も まよてくる
私もなりたや ノーホホイ 相撲取様にヨー
                        ハードスコイドスコイ



ハアー 隠岐は良いとこ 住み良い所ヨー
名所古蹟も数ござる あこな地蔵に国分寺
焚火の権現黒木御所 勝田のお山に隠岐神社
七百年のその昔 松と蛙の ばんじょうの
君に捧げし この操 一生のうちに一度は
お出でなされや 隠岐の島
聞いてお帰り ストトコドスコイ どっさり節を

ハアー ちょいとやりましょ 相撲取節をヨー
相撲取さんと云うものは 朝も早から起されて
玉の汗ちる猛稽古 苦労に苦労を重ねつつ
巻下十両幕の内と とんとん拍子に出世して
晴れの横綱土俵入り 故郷に錦を飾りつつ
世界国中我がとる そんな姿を夢に見て
今日も土俵の ノーホホイ 鬼となるをヨー

ハアー 夕べマタ夢見た 目出度い夢をヨー
ここの後の水神に 船が三艘走り込む
先のお船の積み物は 綾や錦を積んできた
中のお船の積み物は 米の千俵も積んできた
後お船の積み物は 金の万両も積んできた
金比羅様の導きに 大黒さんの船方で
こ恵比須さんの船頭で
エンヤラヤッコと ストトコドスコイ はしりこむヨー
 
ハアー 私が自慢の 相撲取節をヨー
今日はこの家のお祝いに 一つ唄ぉて見るほどに
酒を飲む手を一休み 手拍子頼むよ 皆様よ
目出度いこの家のお座敷に 初めて会わせる顔もある
縁がありゃこそ気も融けて 笑顔で交わす杯に
話が弾む人もある 両手を結ぶ人もある
交わす人情ほのぼのと 祝座敷に実を結びゃ
笑顔で 見ている 床の間の
七福神が ノーホホイー 飛び出し踊るヨー

ハアー 西行法師が 修行に廻るヨー
ふやまた水無川をば 渡るとき
クラゲの骨を足にたて こんにゃく小骨を喉にたて
豆腐の角で目鼻突 これより薬は無いものか
そこ行く娘に問うたなら このまた娘の云うことにゃ
夏降る雪の寒茄子 千里奥山蛤と 
これを合せて 火で延べて
明日付ければ コラヤノヤ− 今日治るヨー

ハアー 夕べマタ夢見た どでかい夢をヨー
大山山をば 腰に負い 隠岐丸二艘 肩に抱き
日本海をば渡るとき 少しのどが渇くので
日本海をば口付けて 一口二口三口飲み
なんだかのどに 刺さるので
中から出てきた ノーホホイー 隠岐の島ヨー
これを合せて 火で延べて
明日付ければ コラヤノヤ− 今日治るヨー

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