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NO6

男はつらいよ フーテンの寅

帝釈天

  • 車寅次郎:渥美清                 諏訪さくら:倍賞千恵子  
  • 諏訪博:前田吟     諏訪満男:中村はやと(第1作〜第8作、第10作〜第26作)沖田康浩(第9作)→吉岡秀隆(第27作〜第48作) 
  • 車竜造(おいちゃん):森川信(第1作〜第8作)→松村達雄(第9作〜第13作)→下條正巳(第14作〜第48作) 
  • 桂梅太郎(社長・タコ社長):太宰久雄    御前様:笠智衆(第1作〜第45作)
  •  車つね(おばちゃん):三崎千恵子   源公:佐藤蛾次郎(第8作を除く)

作品NO. 年 代 作 品 名 マドンナ  

あ ら す じ

ロケ地:  

第1作 1969年(昭和44年) 男はつらいよ 光本幸子

中学の時に家出し、テキヤ稼業で全国を渡り歩く寅さんは、たった一人の妹・さくらが柴又のおいちゃん夫婦に世話になっていると聞いて懐かしの故郷へ。さくらの縁談話にひと肌脱ごうと張り切るが、何もかもぶち壊し。いたたまれなく奈良へ旅に出ると、御前様の娘・冬子に声をかけられ一目惚れしてまた柴又へ。帰ると隣りの印刷工場職人・博がさくらと交際させてくれと寅さんに迫る。そして二人の結婚。しかし、寅さんの冬子への想いは叶わぬ夢だった。

ロケ地:京都 奈良

第2作 1969年(昭和44年) 続・男はつらいよ 佐藤オリエ
恩師・坪内先生を訪ねてすっかり意気投合の寅さんは、どんちゃん騒ぎで腹痛をおこして入院する始末。そんな寅さんは先生の愛娘・夏子に看病されたことからすっかりゾッコン。でも病院を抜け出し喧嘩騒ぎまで起こして、やむなく柴又から京都へ。そこで夏子と再会し、一緒に付き添われて生みの母・菊に会いに行くが、冷たい再会で無惨にも打ち砕かれた。その想いを夏子への恋で忘れようとするが、坪内先生の突然の死・・・。そしてその葬儀の席で夏子と医者・藤村との親密な関係を見てしまう。寅さんが生みの母と再会する爆笑と感動のシリーズ第2作。

ロケ地: 京都 三重県拓殖 

第3作 1970年(昭和45年) フーテンの寅 新珠三千代
寅さん記念館お見合いを承諾した寅さんが相手の女性に逢ってびっくり、知り合いの旅館の従業員・駒子だった。駒子が恋人の腹いせに見合いをしたことを知った寅さんは二人の間を取り持ち、結婚式を挙げさせた。それから一ヶ月、湯の山温泉で旅館の番頭をやっていた寅さんは、旅館の経営をいっさい切り盛りしている未亡人・お志津に淡い慕情を寄せていた。そのお志津のために、お志津の弟・信夫と芸者・染奴の間も取り持った。しかし、お志津には心に決めた人がいることを知らされ失恋してしまう。

ロケ地:長野県木曽 奈良井  

第4作 1970年(昭和45年) 新・男はつらいよ 栗原小巻
競馬で大穴を当てた寅さんは、柴又へ帰り、恩返しとばかりにおいちゃん夫婦にハワイ旅行を手配した。喜ぶおいちゃん達の出発の日、旅行会社の社長に金を持ち逃げされたことが発覚。近所の手前から電気もつけないでひっそり暮らすことになった。ところが留守の筈のとらやに泥棒が入ったから大変!それから一ヶ月、寅さんは自分の部屋に下宿している美しい幼稚園の先生・春子を見てウットリ。恋人がいるのも知らずに日増しに熱をあげるのだった。

ロケ地: 京都 東京葛飾柴又 

第5作 1970年(昭和45年) 望郷篇 長山藍子
早トチリでおいちゃんの葬儀の用意までして大騒ぎする寅さんの元へ、昔世話になった竜岡親分の重病の報せが届いた。早速札幌へ見舞うが、別れた息子に逢いたいと頼まれ、やっとの思いで探し出すが彼は決して会おうとはしなかった。複雑な人間関係を思い知った寅さんは真面目に働くことを決心、浦安の母娘二人暮らしの豆腐屋で働くのだった。そして、娘の美容師・節子に想いを寄せ、一生豆腐屋で働こうと決意した日、実は節子に結婚の約束をした人がいることを知らされる。

ロケ地:  千葉県浦安 北海道札幌 小樽

第6作 1971年(昭和46年) 純情篇 若尾文子
長崎で出戻り女とその父の愛情あるやりとりを聞いた寅さんは、故郷の柴又が恋しくなった。その頃とらやでは、遠い親戚で和服の似合う美人・夕子が下宿していた。そこへ寅さんが帰ってきて、夕子に一目惚れする。一方、博の独立問題で博と社長・梅太郎がそれぞれ寅さんに相談したから大変、話がこんがらがって大騒ぎ。結局、博は元のサヤに納まるが、寅さんのお熱は日増しに上がっていく。しかし、別居中の夕子の夫が訪ねてきて、はかない恋に終止符が打たれた。

ロケ地:  長崎県五島列島福江島

第7作 1971年(昭和46年) 奮闘篇 榊原るみ
越後から帰ってきた寅さんは、生みの母・菊が訪ねて来たことを知らされた。再会を拒みつつ、さくらに諭されて涙の親子対面。しかしそれも束の間、結婚話で親子喧嘩になってしまった。その後、寅さんは旅先の東海地方で津軽から紡績工場に出稼ぎにきている純真な少女・花子と出会った。数日後、柴又に戻った寅さんは、とらやで働いている花子を見て大喜び。そんなある日、突然花子が寅さんのお嫁さんになりたいと言い出し、とらやは天手古舞い。そこへ花子の身元引受人が花子を引き取りに来た。

ロケ地:  越後広瀬 沼津 青森県鯵ヶ沢

第8作 1971年(昭和46年) 寅次郎恋歌 池内淳子
博の母が危篤との報せで博さくらは岡山へ急いだ。葬式の後、博の父・一郎を励まし戻ってきた寅さんだったが、逆に一郎に家庭を持つ人間らしい生活をするようにと諭された。秋も深まり、とらやへ近くのコーヒー店主人・貴子が挨拶に来た。その日、偶然寅さんが帰ってきて、皆の予想通りに貴子に心を奪われる。貴子には小学校3年生で学校に馴染めない息子がいたが、寅さんの出現ですっかり明るくなった。貴子の感謝で寅さんの思募はますます高まったが、寅さんは潮時を考え、荷物をまとめて出ていった。
源公役の佐藤蛾次郎は、第8作のみ、交通事故にあったため出演していない。

ロケ地:岡山県備中高梁  

第9作 1972年(昭和47年) 柴又慕情 吉永小百合
妹夫婦の不吉な夢を見て柴又へ戻った寅さんだったが、自分の部屋が貸間になっているのにむくれ、下宿探しを始めた。が、案内されたのがとらやで、しかも手数料を不動産屋に請求されたから大喧嘩。旅に出た寅さんは金沢で三人娘・歌子、マリ、みどりに出逢い一緒に観光した。その後、柴又で三人娘に再会、それから遊びに来るようになった目元の美しい歌子に熱を上げ始めるが、歌子には好きな青年がいて、小説家の父と二人暮らしのために悩んでいた。しかし、さくらの助言で歌子は結婚を決意、寅さんはまた失恋してしまった。

ロケ地: 京都 東京葛飾柴又 

第10作 1972年(昭和47年) 寅次郎夢枕 八千草薫
寅さんが柴又へ帰ると二階に御前様の甥で大学の助教授・岡倉が引っ越して来た。インテリ臭さが気に入らないが、幼馴染みで美容院を開店した千代に会いすっかりご機嫌。その千代に岡倉が一目惚れし、寅さんがこれを面白がり悪ふざけして岡倉は寝込む始末。岡倉の気持を知った寅さんは千代に代理で告白するが、千代は寅さんからのプロポーズと勘違いして承諾、必死に誤解を解くが寅さんには割り切れない寂しさが残った。数日後、失恋した岡倉はアメリカ留学へ旅立った。

ロケ地: 甲府 

第11作 1973年(昭和48年) 寅次郎忘れな草 浅丘ルリ子
実父の七回忌に柴又へ帰った寅さんだったが、さくらの欲しがるピアノのことで恥をかかされたと出て行ってしまった。それから北海道・網走で三流歌手・リリーと仲良くなり、堅気になろうと開拓部落の酪農の手伝いを始めるが、三日目で熱を出し、さくらに引き取られ柴又へ戻った。そこでリリーと再会、リリーはとらやへ度々訪れ家庭の味に触れるにつれて、安飲み屋の女将をしている母に会いたくなった。しかし、金をせびる母に幻滅、その夜、酔って寅さんに絡み、寅さんが話しを聴いてくれないととらやを飛び出してしまう。

ロケ地: 北海道綱走 

第12作 1973年(昭和48年) 私の寅さん 岸恵子
とらや一家が九州旅行へ出発する前日、寅さんが帰って来た。隠しだてされてムクれる寅さんだが、結局淋しく梅太郎と留守番をすることになった。それから数日後、小学校の級友・文彦に再会、懐かしさのあまりに悪酔いし、文彦の妹・りつ子の家で彼女の大切なキャンパスを汚して追い返された。翌日、とらやへ謝罪に来たりつ子と意気投合、互いが病気のときにお見舞いへ行き来する関係になった。しかしりつ子は絵を生涯の伴侶として生きていくつもりで、寅さんとは一生友達としてつき合っていきたいと語るのだった。

ロケ地:熊本県天草 阿蘇 大分県別府  

第13作 1974年(昭和49年) 寅次郎恋やつれ 吉永小百合
絹代という女性と所帯を持ちたいと柴又へ帰ってきた寅さんは、さくらと梅太郎に付き添われ山陰・温泉津へ赴いた。しかし蒸発した主人が戻ったと嬉しそうに絹代に告げられた。二人に置き手紙を残して旅に出た寅さんは、津和野で歌子に二年ぶりに再会した。陶芸家の主人を病気で亡くし彼の実家で図書館勤めをする歌子の暮らしが寅さんには不幸に見えた。心残りながら柴又へ戻った寅さんだったが、東京で人生の再出発を決心した歌子が訪ねて来て大はしゃぎ。でも歌子は喧嘩別れした父との関係に心を悩ましていた。

ロケ地: 島根県津和野 温泉津 

第14作 1974年(昭和49年) 寅次郎子守歌 十朱幸代
博が工場で腕を怪我した日に、寅さんが帰って来て貯金を始めたと珍しく周囲を感心させたが、結局冗談が過ぎて喧嘩になり通帳を置いて出て行った。それから九州・唐津の木賃宿で赤ん坊連れの若い男と酒を飲み、翌朝、置手紙と赤ん坊を残し男は消え、寅さんが赤ん坊を抱える羽目に。しかも子連れで柴又へ戻ったから大騒ぎになったが、看護婦・京子と知り合い上機嫌。数日後、男が赤ん坊を引き取りに来て一件落着。そして寅さんは京子に熱を上げていくが、京子のコーラス仲間リーダー・弥太郎が京子に憧れているのを知り、弥太郎に愛の告白をけしかける。

ロケ地: 群馬県磯部温泉、信州 

第15作 1975年(昭和50年) 寅次郎相合い傘 浅丘ルリ子
柴又へ離婚したリリーが訪ねて来たが、寅さんは青森で自由を求めて旅するサラリーマン・兵頭と一緒にいた。その後、函館へ渡りリリーと再会、三人の旅となった。兵頭は初恋の人に会いに小樽へ来たが、喫茶店の女主人として苦労する姿に複雑な思いがした。そして「女の幸福」のことで寅さんとリリーは大喧嘩、三人の旅は終わった。柴又で喧嘩を後悔する寅さんはリリーが訪ねてきて大喜び、雨に降られたリリーを駅まで傘を持って迎えに行くほどだった。とらや一家はリリーを寅さんの奥さんにと願い、リリーも承諾したが、寅さんはそれを冗談扱いし、リリーも出ていってしまった。

ロケ地: 青森 函館 札幌 小樽 

第16作 1975年(昭和50年) 葛飾立志篇 樫山文枝
寅さんを本当の父親だと信じ、山形から修学旅行で上京した順子は、寅さんから勘違いだったことを知らされた。順子は、寅さんが昔、食事を御馳走になったお雪の娘で、お雪は去年亡くなったという。墓参りに山形を訪れた寅さんは、学問のないために男に騙され後悔していたお雪のことを知った。一方とらやでは、御前様の親戚で考古学を研究する礼子が下宿していた。再び柴又へ戻った寅さんは、礼子に心をひかれメガネをかけて勉学にいそしんだ。しかし、礼子は年配の恩師で天才肌の学者・田所に結婚を申し込まれる。

ロケ地: 山形県寒河江市 

第17作 1976年(昭和51年) 寅次郎夕焼け小焼け 太地喜和子
満男の新入学祝いに帰ってきた寅さんは、飲み屋で財布を持たない老人に奢り、とらやへ連れて帰った。とらやを宿屋と勘違いした老人は反省し、絵を描き寅さんに渡した。その絵が七万円で売れて仰天、この老人は日本画壇の重鎮・青観だった。そして播州・龍野市で青観と再会した寅さんは、青観の歓迎会の宴席で芸者・ぼたんを見染めた。その後、ぼたんが柴又を訪ねたが、何を隠そう悪い男にだまし取られた二百万円の取り立てのためだった。見兼ねた寅さんは青観を訪ね、ぼたんのために絵を描いてくれと頼むのだった。

ロケ地: 兵庫県龍野市 

第18作 1976年(昭和51年) 寅次郎純情詩集 京マチ子
産休補助教員の若い雅子先生が満男の家庭訪問にとらやへきた。それをメチャクチャにしてしまった寅さんだったが、信濃路の別所温泉で昔世話した旅役者を旅館で宴会に招き感謝された。しかし、持ち合わせがなく警察の厄介になり、さくらに引き取りにきてもらった。そして柴又へ戻り、雅子先生のことでさくらにお説教を受けていると、雅子先生とその母で未亡人の綾が現れた。その日から病気がちな綾の由緒あるお屋敷へ通う寅さんだったが、綾の命はあと何ヶ月もなかった。

ロケ地: 長野県別所温泉 新潟県六日町 

第19作 1977年(昭和52年) 寅次郎と殿様 真野響子
満男の節句祝いの鯉のぼりやトラという名の捨て犬が気に入らず、とらやを後にした寅さんは、四国・大洲の宿屋で墓参りにきた女性に御馳走した。次の日、なけなしの五百円札を拾ってくれた大洲藩十八代目の殿様と知り合い、急死した末息子の嫁だった鞠子を捜してくれと頼まれる。東京にいるらしいので柴又へ戻った寅さんは、大洲の女性と再会、実はこの女性こそが殿様が捜す鞠子だった。そして東京にいた殿様と涙の対面。その後、大洲へ帰った殿様から寅さん宛てに、大洲で鞠子と所帯を持ってほしいと手紙がきた。

ロケ地: 愛知県松山 大州 

第20作 1977年(昭和52年) 寅次郎頑張れ! 藤村志保
とらやへ下宿する電気工事作業員・良介に押し売りと間違えられた寅さんは、機嫌を害したが、一緒にお酒を飲み仲直りした。そして良介が食堂の娘・幸子に片思いするのを見破り、デートのコーチをした。しかしデートはうまくいかず、結婚の申し込みも断られたと思い込んだ良介は、とらやの二階でガス自殺を試みた末、平戸島に帰った。寅さんが後を追い、良介の姉・藤子の仕事を手伝う頃、さくらは幸子の気持ちを察して良介に電話した。良介は幸子と柴又で再会、結婚話は急転したが、寅さんの藤子への想いはそうはいかなかった。

ロケ地: 長崎県平戸市 

第21作 1978年(昭和53年) 寅次郎わが道をゆく 木の実ナナ
とらやで後継者としての理想を調子にのって話す寅さんは、肥後の温泉場でも失恋男・留吉を励ましていた。しかし旅館の支払いができず、さくらに迎えに来てもらった。さすがに心を入れ替えとらやを手伝う寅さんだったが、さくらの同級生でSKD(松竹歌劇団)の花形スター・奈々子に一目惚れして、浅草国際劇場に通うのであった。そこへ失恋男・留吉が上京、彼もSKDの虜になり、そのまま浅草に居着いてしまった。しかし奈々子は、十年間付き合う男と結婚するか、舞台ひと筋に生きるかを悩んでいて、さくらに相談する

ロケ地: 熊本県阿蘇 田の原温泉 

第22作 1978年(昭和53年) 噂の寅次郎 大原麗子
亡父の墓参りに来たが、早合点で大喧嘩して旅に出た寅さんは、バスで博の父・?一郎に会い、宿屋でのドンチャン騒ぎまで世話になった。そんな寅さんをみた?一郎は、「今昔物語」の話をし、人生の機微を考えさせた。柴又へ戻った寅さんは求人募集で来た早苗を気に入ったが、夫と別居中の早苗は、離婚届を出し自立を考えていた。そんな早苗のためにとらやは夕食会を開き、早苗も優しい寅さんに感謝の気持を示した。しかし転勤の決まった高校教師・添田が早苗に会いに来た。

ロケ地: 信州 木曽福島 静岡県大井川 

第23作 1979年(昭和54年) 翔んでる寅次郎 桃井かおり
満男が書いた作文で気まずくなり旅に出た寅さんは、北海道で男に襲われかけたひとみを救った。ひとみは結婚を間近かに控えていたが何となく気が重そうだった。数日後、結婚式を逃げ出したひとみは柴又へ寅さんに会いに来た。母が迎えに来ても自分で生計を立てるというひとみはとらやで暮らし、寅さんは恋人きどりを始めた。そこへ結婚するはずだった邦男が度々訪れ、失恋豊富な寅さんに慰められた。やがて邦男はアパートに来たひとみに「好きだ」と初めて口にし、ひとみは再び結婚を決意するのであった。

ロケ地: 北海道 

第24作 1979年(昭和54年) 寅次郎春の夢 香川京子
お土産の葡萄や千葉の虎騒動の件で怒って出ていった寅さんが再びとらやに戻ると、何とアメリカ人・マイケルが下宿していた。露骨に嫌悪感を表すが、英語塾の先生・めぐみとその母・圭子が訪れるとまた例の病いが始まる始末。ビタミン剤のセールスが日本でうまくいかないマイケルは、さくらの優しさに感動し、さくらの頬にキスしてしまった。それを寅さんが見て大喧嘩、そこで初めて寅さんがさくらの兄と知り二人は仲直りした。しかし、さくらに熱い想いを寄せるマイケルは「アイ・ラブ・ユー」と愛を告白する。

ロケ地: 和歌山 京都西陣 アメリカアリゾナ 

第25作 1980年(昭和55年) 寅次郎ハイビスカスの花 浅丘ルリ子
博が歌手のリリーと会った一ヵ月後、寅さんが柴又へ帰ってきた。そこへリリーからの手紙が届き、沖縄で入院中だという。早速、苦手の飛行機にまで乗って、リリーの看護に駆け付ける寅さんだった。退院後、療養のために漁師の部屋を借り、夫婦のような生活を送る二人。しかし寅さんが女の気持ちに鈍感なことでリリーと喧嘩になり、翌日リリーは姿を消した。その後柴又へ戻った寅さんは、沖縄の生活にリリーの愛の告白があったことを知った。数日後、リリーが柴又へ現れ、寅さんはリリーに「所帯を持つか」とつぶやく。

ロケ地: 沖縄 軽井沢 

第26作 1980年(昭和55年) 寅次郎かもめ歌 伊藤蘭
北海道は江差。追分まつりのバイに出かけた寅さんは昔仲間の常の死を聞き奥尻島へ渡る。墓参りをすませての別れ際、島で働く常の娘・すみれは「東京へ出て働きながら勉強がしたい」と訴える。柴又とらやでは突然寅さんがすみれを連れて帰って来たのでひと騒動。事情がわかると勤め先も決めてやり、夜間高校への入学も一家をあげて応援する。わがことのように嬉しい寅さん。そんなある日すみれの恋人が現れた。彼女の告白にムッとする寅さんだが「幸せにならなかったら承知しねえぞ」と告げて旅に出るのだった。

ロケ地: 北海道奥尻島 

第27作 1981年(昭和56年) 浪花の恋の寅次郎 松坂慶子
瀬戸内の小島で寅さんは美女・ふみと出会う。やがて大阪石切神社の祭礼で芸者姿のふみと再会。ふみは自分には生き別れの弟がいると打ち明ける。二人で弟探しが始まる。しかし探しあてた弟はすでに他界していた。その晩酒に酔ったふみは寅さんの膝にもたれて眠る。翌朝「迷惑ならそう言ってくれればいいのに」と置き手紙を残して姿を消した。柴又で大阪の楽しい思い出を語っている寅さんの前に突然ふみが現れる。芸者をやめて結婚するという。

ロケ地: 大阪天王寺 生駒山 

第28作 1981年(昭和56年) 寅次郎紙風船 音無美紀子
九州筑後川のほとりで寅さんはフーテン娘・愛子と知り合う。寅さんにつきまとう愛子はサクラになりすまし商売は好調。久留米の水天宮でテキヤ仲間の女房・光枝が独りで商売をしていた。聞けば亭主の病が重いという。秋月の町に見舞った寅さんは「俺が死んだら光枝を女房に?」と頼まれる。柴又に帰った寅さんは渡世人の末路をしみじみ考え彼女と世帯を持とうと決心する。わくわくしながら待っていた寅さんだが光枝に「寅さん本気で約束するわけないよね」と言われ本心を正直に出せない寅さんは黙って見送るばかり。音無美紀子と岸本加世子、異色の二人の出演。

ロケ地: 久留米 柳川 秋月 焼津 

第29作 1982年(昭和57年) 寅次郎あじさいの恋 いしだあゆみ
葵祭で賑わう京都。寅さんは一人の老人と知り合う。高名な陶芸家とも知らず一夜世話になる。そこに美人のお手伝いがいて名はかがり。師匠は弟子の相手にと考えていたが当の弟子は金持ちの娘と結婚するという。失意のかがりは故郷、丹後へ帰ってしまう。彼女のいない京都に未練はなく寅さんの足は丹後に向く。早速かがりの家に厄介になるのだが積極的なかがりから逃げるように東京へ帰ると寝込んでしまう。かがりは一大決心で上京してくる。鎌倉でのデートにこぎつけるが寅さんは甥の満男を連れて行く始末。

ロケ地: 京都 丹後半島 信州信濃大町 

第30作 1982年(昭和57年) 花も嵐も寅次郎 田中裕子
大分湯の平温泉で寅さんは二組の客と知り合う。一人はデパートに勤める螢子、もう一人は母の遺骨を納めに故郷を訪れた三郎である。螢子は寅さんほど面白い人はいなと思った。すっかり仲良くなった螢子たちが東京へ帰る日、三郎は彼女に向って「ぼくとつきおうて下さい」と叫んだ。余りにも不細工な求愛にあきれた寅さんは三郎相手に模範的な口説き方を伝授する。螢子がとらやを訪ね寅さんと再会する。あまりにも二枚目すぎると敬遠する螢子と、今や何事も寅さんを師と仰ぐ三郎の純情。寅さんの侠気は二人の仲を取り持つ。

ロケ地: 大分県杵築 鉄輪温泉 

第31作 1983年(昭和58年) 旅と女と寅次郎 都はるみ
風のむくまま気の向くまま寅さんは出雲崎に現れる。港で出会った娘とひょんなことから漁船に乗って佐渡島へ渡ることになった。民宿に泊まり佐渡の風光を楽しむ日々。何か思い悩む娘は気ままな寅さんの旅暮らしに憧れる。彼女は京はるみという有名な演歌歌手、旅公演の途中に失踪していたのだ。プロダクションは大慌て。寅さんも娘が大歌手と気がついたがとぼけて佐渡の休日をつき合う。やがて追っ手が来る。「行きたくない」「大勢のファンが待っているんだろう」舞台へ戻るはるみを寂しく見送る寅さん。

ロケ地: 新潟県佐渡 

第32作 1983年(昭和58年) 口笛を吹く寅次郎 竹下景子
備中高梁は博の実家のある城下町である。寅さんは博の亡父の三回忌を思い出し墓参りに立ち寄った。そこで寺の和尚と娘・朋子に出会う。勧められるままに上り込み酒の座は盛り上り和尚と寅さんは意気投合する。翌日は二日酔い和尚に代わって法事に行く事になる。名調子の弁舌がすっかり檀家の人達に気に入られ寅さんは寺に居着くことになった。やがて三回忌の法要でさくら一家がやって来る。和尚と共に木魚を叩く寅さんの姿にびっくり仰天。さくらはそばにいる美しい朋子の姿を見て兄の恋路の行方に胸を痛める。

ロケ地: 岡山県高梁市 

第33作 1984年(昭和59年) 夜霧にむせぶ寅次郎 中原理恵
霧の町釧路で寅さんはフーテンの風子と知り合った。風子は理容師だが勝気で美貌が仇でどこの店でも長続きしなかった。「俺もフーテンの寅って呼ばれているよ」。風子は気取らず話の面白い寅さんが大好きになる。根室の常盤公園にオートバイショーがかかった。花形・トニーのオートバイの妙技に風子はシビれてしまう。柴又に帰った寅さんのもとにトニーがやって来る。一緒に暮らす風子が寝込んでしまい寅さんに会いたがっているという。早速駆けつける寅さんだが。

ロケ地: 北海道根室 釧路 中標津 

第34作 1984年(昭和59年) 寅次郎真実一路 大原麗子
旅から帰った寅さんは上野の焼鳥屋で証券会社の課長と隣り合わせ意気投合。牛久沼の彼の家に一夜の世話になる。翌朝顔を合わせた奥さんの美しさに寅さんは言葉が出なかった。やがてその課長が突然蒸発してしまう。「ひょっとしてこのまま課長さんが帰らなければ、あの美人の奥さんは?」悪い想像をする寅さん。やがて妻・ふじ子は夫の故郷、鹿児島へ飛ぶ。付き添う寅さん。亭主探しの辛い旅だが心のどこかに浮き立つものがあった。結局見つけることは出来ずに柴又に戻った寅さんは奥さんへの恋心が一層深まって悩むのだった。

ロケ地: 鹿児島県枕崎 茨城県牛久沼 

第35作 1985年(昭和60年) 寅次郎恋愛塾 樋口可南子
九州五島列島、古い教会がある青砂ヶ浦で寅さんは怪我をした老婆を助けたことから一夜の厄介になる。その夜老婆は急に苦しみ、あえなく息を引き取る。教会でミサが執り行われている最中東京から孫娘が駆けつける。幸せ薄い娘・若菜の境遇に心を残し寅さんは柴又へ帰った。若菜からの礼状を頼りにアパートを訪ねると彼女は失業中。早速博や社長に就職を頼むのだった。隣室に司法試験を目指す青年酒田がいた。勉強一点ばりの酒田は若菜に恋をしている。逸早く察知した寅さんは心中複雑だが恋愛指南の迷コーチぶりを発揮する。

ロケ地: 秋田県鹿角市 五島列島 

第36作 1985年(昭和60年) 柴又より愛をこめて 栗原小巻
晩秋。たこ社長の娘・あけみの家出騒動で一同に頼まれて寅さんは下田へ向かう。あけみは帰りたくないと駄々をこねる。仕方なく式根島行きの汽船に乗り込む二人。船室で島の同窓会に帰る若者たちと知り合った寅さんは出迎えてくれる真知子先生が美人と聞いた途端あけみそっちのけで同窓生になりすます。同窓会が終り教え子たちが島を引き上げても寅さんは残り真知子先生と島の休日を楽しむ。寅さんの仕打ちに腹を立てたあけみだが島の純朴な青年に求婚されるとにわかに目がさめて我儘な自分に気がつき有頂天な寅さんを連れて東京へ帰ろうとするのだった。

ロケ地: 伊豆七島 式根島 

第37作 1986年(昭和61年) 幸福の青い鳥 志穂美悦子
炭鉱で栄えた筑豊の嘉穂劇場を訪ねた寅さんは昔ひいきにしていた座長の死を知る。ひとり残された娘の美保はかつての一座の花形・大空小百合だった。「青い鳥が欲しい」という美保に「東京に来たら柴又に顔を出しな。幸せになるんだぞ」と励まして別れる。やがて上京して来た美保は体調を崩し看板屋で働く健吾の世話になったりして柴又へやっとたどり着く。早速に二階に下宿させ仕事の口も見つけてあれこれ奔走する寅さん。今回は色恋抜き宣言をして婿さんの相手まで考える。しかし健吾がとらやへ訪ねて来る。

ロケ地: 福岡県筑豊 飯塚 

第38作 1987年(昭和62年) 知床慕情 竹下景子
初夏の知床オホーツク沿岸の小さな町に寅さんはいる。通りがかりの獣医・上野のポンコツ車に乗ったことから寅さんは彼の家に居候することになる。上野は町のスナックのママ・悦子に惚れているが気持と裏腹に彼女に毒舌をはく頑固者だった。町の人達に愛されて居心地の良い寅さんの前に東京から上野の娘・りん子が帰って来た。結婚に破れて傷心の里帰りだが父親・順吉は冷たく迎える。寅さんは美しいりん子を放っておけず父娘の間で色々と努力する。ある晴れた日知床の草原でバーベキュー大会が行われる。順吉の告白で悦子とのカップルが生まれる。

ロケ地: 北海道知床 

第39作 1987年(昭和62年) 寅次郎物語 秋吉久美子
柴又とらやに一人の少年が現れる。「父ちゃんが死んだら寅さんの所に行け」と言われたという。あっけにとられた一同だが少年の世話をはじめた所に寅さんが帰って来る。母親が和歌山にいるという情報で少年を連れて寅さんは母親捜しに西下する。和歌の浦から吉野へ。吉野の宿で少年は高熱を発する。看病に大慌ての寅さん。しかしそれが縁で隣室にいた美女・隆子と知り合う。病に苦しむ少年を間に夫婦、親子の気分で一時を過す三人。やがて賢島で療養する母親を捜し当てたが少年は寅さんと別れたくないという。

ロケ地:  奈良県吉野山 伊勢志摩

第40作 1988年(昭和63年) 寅次郎サラダ記念日 三田佳子
初秋の信州小諸駅前で寅さんは一人の老婆に気に入られて仲良しになる。それが縁で老婆の主治医・真知子とも知り合う。女医の言うことはきかなくても寅さんの言うことは素直に聞く老婆であった。寅さんの小諸滞在が続く。真知子には歌をよむ大学生の姪・由紀がいた。小諸に遊びに来た彼女をまじえて三人の楽しい集い。短歌の話をしても寅さんにはさっぱりわからない。柴又に帰った寅さんは由紀に会いに早稲田大学を訪ねる。大教室に迷い込み教授と珍問答をかわし授業を滅茶苦茶にしてしまう。やがて老婆危篤の報が来て寅さんは小諸へ。

ロケ地: 信州小諸 長崎県島原 

第41作 1989年(平成元年) 寅次郎心の旅路 竹下景子
みちのくのローカル線でのんびり旅する寅さん。突然の急停車。自殺を図った男が線路に横たわっていた。その夜、男の話を聞いてやり優しく励ましてやったので、寅さんは兵馬と名乗るこの男にすっかり気に入られてしまう。彼のわがままを聞くうちにヨーロッパはウィーンへ一緒に行くことになる。芸術の都ウィーンだが寅さんには何の感動も湧かず退屈するばかり。兵馬に取り残されてしまう。ところがブルク公園で美しいガイド・久美子が通りかかったことから彼女のツアーバスに乗ってしまう。ドナウ川のほとりで久美子の悩みも聞いてやる。

ロケ地: 秋田県鹿角市 五島列島 

第42作 1989年(平成元年) ぼくの伯父さん 後藤久美子
さくらの一人息子・満男は大学受験に失敗。後輩の美女・泉から来た手紙の内容も悩み多い季節である。寅さんが久し振りに柴又へ帰って来る。さくらは兄に満男の悩みを聞いてやってくれと頼む。満男を連れて飲屋に行くがまず酒の飲み方から教える始末。満男も泉への恋を告白するとすっかり楽になり二人とも飲み過ぎて付け馬がついて帰宅。叱られて満男はバイクで泉のいる佐賀へ向かう。寅さんもさくら一家ときまずくなり九州へ旅に出る。佐賀の安宿で偶然二人は出会う。甥の恋を応援すべく泉の寄宿先を訪ねるとそこには美人の叔母さんがいて寅さんを迎える。

ロケ地: 佐賀県吉野ヶ里 古湯温泉 

第43作 1990年(平成2年) 寅次郎の休日 後藤久美子
泉が上京して来た。満男は心配と喜びで気が動転。別れて住む父親を引きもどしたいという切実な願いにさくら達は泉を父親探しの旅に送り出す。東京駅まで送るつもりの満男は泉と一緒に新幹線に乗ってしまう。母親の礼子は事情を聞いて困惑する。「すぐにでも追いかけましょう」。旅から帰ったばかりの寅さんは礼子と二人で後を追う。九州日田で父親を探しあてる泉だが相手の女性を垣間見てあきらめる。寅さんと礼子も日田で若い二人と落ち合う。四人で宿に泊まり家族と誤解されその気になる寅さん。翌朝二人の姿はない。

ロケ地: 大分県日田市 

第44作 1991年(平成3年) 寅次郎の告白 後藤久美子
満男の恋人・泉は母の愛人の存在を許せず悩んでいた。思いつめて家を出てしまう。鳥取砂丘の絵葉書が満男のもとに届いた。ただならぬ内容に満男は飛び出して行く。一方山陰を旅していた寅さんは当てもなくさまよう泉と偶然出合う。すがりついて泣く泉。翌日砂丘で若い二人は再会した。その夜は寅さんの昔馴染みの女将の店で御馳走になり泊めてもらう。女将が昔寅さんに惚れて世帯を持とうと思った事、亭主に死なれて独りで店を切り盛りしている事など苦労話を聞いているうちに妙な気分になって来る寅さんだった。

ロケ地: 鳥取県 岐阜県蛭川村 

第45作 1992年(平成4年) 寅次郎の青春 後藤久美子
泉は親許を離れて東京で働いている。休日には柴又のさくらの家に招かれる。ご機嫌の満男。そんなある日、泉は同級生の結婚式で宮崎へ飛ぶ。式の後城跡を訪ねた泉はバッタリ寅さんと出会った。訳ありの女性と一緒の寅さんは慌てて石段で転び足をくじいてしまう。女性は理容師の蝶子で一文なしの寅さんは髪結いの亭主よろしく厄介になっていたのだ。寅さん大怪我の報せで柴又は大騒ぎ。泉の電話を受けて満男は勇んで宮崎へ。しかし寅さんの怪我は大したことなくお祭りを楽しんだ二人は帰ろうと寅さんを促す。寅さんもその気になるが蝶子は怒り出す。

ロケ地: 宮崎県 岐阜県下呂温泉 

第46作 1993年(平成5年) 寅次郎の縁談 松阪慶子
寅さん記念館就職活動に嫌気がさした満男が家出して一週間。寅さんが柴又へ帰ってきた。心配するさくらと博に「まかせておけ」と安請け合いし、満男から送ってきた土産をたよりに瀬戸内へ旅立った。琴島で捜し当てた満男は、島での暮らしに生き甲斐を見い出し、知り合った看護婦・亜矢に恋心を抱いていた。東京へ戻ることを拒否する満男に呆れた寅さんは、満男が世話になっている家に泊めてもらうことになったが、その田宮家には雰囲気漂う美女・葉子がいた。そのうち葉子と肩をならべて島を散策する寅さんだった。
御前様役を演じていた笠智衆は第45作終了直後に亡くなっているが御前様の娘・冬子役としてかつて出演していた光本幸子が第46作で久々に出演、さくらと冬子が二人で御前様の近況の会話をする描写があるほか、さくらが源公に「御前様お元気?」と聞くシーンもあり、笠が亡くなっても、御前様は健在であるという設定になっている。
『釣りバカ日誌』の主人公である、西田敏行演じるハマちゃんが釣具を背負って釣りに向かう途中にくるまやの前を通り、おばちゃんと会話を交わすシーンがある。

ロケ地: 香川県 

第47作 1994年(平成6年) 拝啓車寅次郎様 かたせ梨乃
就職してから半年が過ぎた満男だったが、靴のセールスの仕事はすっかり投げやりになっていた。そこへ寅さんが帰ってきて、鉛筆売りのお手本を見せて満男を励ますのだった。しかし寅さんがすぐに旅に出て残念がる満男の元に、大学の先輩・信夫から地元のお祭りを見に来ないかと連絡が入る。そこで信夫の妹・菜穂と出会い、急速に打ち解けあう満男だった。その頃寅さんは、琵琶湖のほとりで年に一度の撮影旅行に来ている典子と意気投合していた。やがて満男は信夫から「妹をもらってくれないか」と頼まれる。

ロケ地:  新潟県上越市 滋賀県長浜市

第48作 1995年(平成7年) 寅次郎紅の花 浅丘ルリ子 後藤久美子
柴又くるまやで一家揃ってテレビを見ていると、何と寅さんがボランティア活動をしていてびっくり仰天。一方、満男のところへかねてから思いを寄せている泉が突然訪ねてきた。そして医者の卵と結婚するつもりだと言う。動揺した満男は思わず祝福するが、結婚式をメチャクチャにしてしまう。後悔の念にさいなまれ旅する満男は、奄美大島で寅さんのかつての恋人・リリーと出会う。そして驚くことにそこには寅さんも一緒にいた。その三人のもとに今度は泉が満男の真意を確かめにやってくる

ロケ地: 岡山県津山市 奄美大島 神戸市 

特別編 1997年(平成9年) 寅次郎ハイビスカスの花 浅丘ルリ子
靴のサンプルをカバンに詰めて、地方都市の靴屋を訪ね歩く満男。そんな旅先の安いビジネスホテルに泊まると、決まって思い出すのは伯父・寅さんのこと。「随分長いこと帰ってこないけど、今頃何をしているんだろう・・・。伯父さんは年中恋をしていて、僕の記憶に最初にあるのはリリーさんだ・・・」。第11作『寅次郎忘れな草』や第15作『寅次郎相合い傘』の名シーンが登場し、第25作『寅次郎ハイビスカスの花』へと物語展開する。

ロケ地: 沖縄 軽井沢 

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